私的広辞苑

わたしが息をするための場所

小坊主の退職~小坊主のきもち編②

2023.02.09(木)

 

 

 

 

本日最後の出勤を終えてひとまず日本での労働に一区切りがつきました。

 

思えば大学を卒業してから7年余り、働きづくめの人生を送っておりましたが、これからは新境地です。

 

小坊主物語オーストラリア編、始まります!!!

 

さて振り返るとあっという間のようにも感じますが、長いようで短いこの7年間で、設計士としてできるようになったことって実はそんなに大したことないんだよなあ。

 

設計は奥が深いとかそんな話じゃなくて、シンプルにやることが多すぎる。

 

これ全部できるようになるのいつになるんだろう、そら周り見渡してもおじいちゃんだらけなはずだよ。

 

しかもその有識者たちも時代の変化に追いついてなくて、そこまでカバーできてる人たちっていったいどれくらいいるんだろう、そもそも存在してるんだろうか。

 

でもまあそんなこと言いつつも同世代にもすごい人たちはいっぱいいるわけで。

 

ほんでそのすごい人たちから(なるほどなあ…)と思う瞬間ってよくよく考えてみると、別に専門性の高い話してるときではないことの方が多いような気がしてまして。

 

要はその人の持つ感性や物の考え方、人間力の話だったりするわけで、20年設計やってましたとかそういうのあんま関係ないと思うわけです。

 

もちろん技術者として蓄積された経験による洗練された技っていうのもあるのは重々承知した上で。

 

でもそれってあくまで長年続けてたどり着いた結果じゃんね、そこと自分を比較することにあんまり意味はないと思ってます。

 

つまり何が言いたいかと言うと、別に日本に留まって長く続けようがオーストラリア行って少し寄り道しようが別にそれってあんま関係ないよねっていう話です。

 

なんかもっともらしい理由つけて自分を安心せせようとしてんのかなあと思ったこともありましたが、別にそんなことなかったです。

 

みんなこのオーストラリアが設計士としてプラスに働くといいねと(もちろん大事に思ってくれてるからというのは前提で)言ってくれますが、正直そんな直接的な恩恵がなくても楽しかったなら1年くらいいいんじゃない?と思ってます、これは内緒です。

 

結果何かと何かが結び付いたらハッピーだね、くらいの気持ちでいます。

 

こんなことを言うと無責任だとか向上心がないとか言われるのかしら、こんな子供染みた理屈が通用するのは20代まででしょうか、こわい!30代こわいねえ!いつまでも許されていたい!

 

でもまあせっかく時間も増えることだし、こっちにいるときには忙しくてできなかったいろんなことやってみたいという気持ちはあります。

 

どれかひとつでも楽しく続けられるものに出会えるといいな。

 

とりあえず小坊主物語日本労働編は一区切りとさせていただきます報告です。